こんにちは、マリーです。
小学校教員資格認定試験には専用テキストがないため、学習指導要領+教員採用試験用テキストを使って対策していきます。
今回は独学一発合格した私が使用したテキスト類のご紹介です。
【必携】小学校学習指導要領/解説
受験者全員必携なのが、文部科学省が出している「小学校学習指導要領解説」です。
何と言ってもこれがなくては始まりません。
最低限、自分が選択する教科の分は用意しておきましょう。
なお学習指導要領および解説は文部科学省のウェブサイトでも閲覧できます。
私は学習指導要領のPDFをiPadにダウンロードして、PDF編集アプリで書き込みながら使用しました。
解説は利用頻度が高く、付箋や書き込みも多くなるため、紙媒体の方があちこち見直しやすくて便利です。
マークシート対策
教科及び教職に関する科目Ⅰ(教職教養)
教育原理・教育法規・教育心理・教育史の四単元で、広範囲をコンパクトにまとめています。各単元末に一問一答つきです。
シンプルな配色で赤シートもついており、無駄のなさに好感が持てます。
別記事でも触れましたが、私はこの試験の一年半前に国試で保育士資格を取得しており、学校関連の法規以外はほぼ履修済みでした。
そのため、当時のノートや語呂合わせブックの知識も流用しています。
教科及び教職に関する科目Ⅱ(選択教科)
「これだけ覚える 教員採用試験小学校全科 (合格のLEC)」
教職教養と同じLECシリーズです。全科の方は各教科の冒頭に学習指導要領の要点が解説されていて便利でした。
学年ごとに目標や指導内容が分かれているものも、きれいに表にまとめられていて見やすいです。
細かくチェックするならば指導要領を確認することになりますが、要点を大まかに捉えるならばこれで十分という印象でした。

本格的な勉強に取りかかる前に、どちらもカフェや電車の中で少しずつ読み進めたりして知識を蓄えていきました。
論述対策
教科及び教職に関する科目Ⅲ(選択教科論述)
私は生活を選択したため、「小学校学習指導要領解説 生活編」がメインです。
それにくわえて、我が子の教科書とワークシート。
教科書は購入できますが、ワークシートは親の特権というか、チート級アイテムですね…
とはいえ、過去問を見ればわかる通り、学習指導要領解説を読み込んでおけば論述対策は可能です。
生活の学習をするのは1・2年生だけで、園生活と学校生活の架け橋になるような教科です。
マークシートは簡単ですが、論述の方は大人として生きていると「??」という視点が多いため、教科書やワークシート実物があれば視覚的に想像しやすいと思います。
もちろん、手に入らないから対策が無理ということはありません。
繰り返しになりますが、あくまでも学習指導要領解説が前提です。

実は授業参観した分野がモロに出題され、非常においしい思いをしました
教科及び教職に関する科目Ⅳ(教職教養論述)
「手取り足取り、特訓道場 合格する論作文」のなぜか高評価な24年度版を購入しましたが、新版もあります。
様々なテーマに対し、序論・本論・結論のポイントを示しながら解答例を載せています。
私は過去に出題された分野と今回出題されそうな分野をマーク分けして9ジャンルにヤマを張り、序・本・結の流れを簡単にまとめて流れをなんとなく暗記する作戦で臨みました。
教養論述は例年2題ですが、結果的に一つはヤマが当たり、もう一つはまとめてないけど要注意と思って読み込んだお題だったので、本試験のテーマに合わせて肉付けして乗り切ることができました。
その他
「教員養成セミナー」も一冊だけ購入しました。
なんせ試験に関する情報が少ないため、対策方法がよくわからず…。
最近の時事問題なんかも出るのかな?と不安になって一応買いましたが、結果的にあまり必要なかったです。
ざっと目を通しておけば教職論述や二次試験の面接などの安心材料にはなるかもしれません。
まとめ:学習指導要領+テキスト+過去問で対策を
こんな感じで、学習指導要領解説とテキスト三冊でほぼ事足りました。
特に教職教養と全科はテキストが多くどれを買うべきか迷いましたが、個人的に読みやすいと感じ、かつ持ち歩きに便利なB6程度のものを選びました。
また、専用問題集などもないため、過去問こそ最大のヒントです。
NITSのサイトで数年分公開されているので、これは絶対に解きましょう。
出題傾向も絞れますから、ぜひ過去問分析もしてみてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。


