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小学校教員資格認定試験攻略 過去問分析をしよう(教職教養編)

小学校教員資格認定試験
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こんにちは、マリーです。

2025年度の小学校教員資格認定試験を受験し、独学で一発合格しました。

一次試験の対策期間は二か月強です。

私は保育士資格を国試で取得しているため既知の知識が多く、教職教養の勉強時間をかなり省略することができました。

教職教養は広範囲にもかかわらず、出題数は20問だけ。そのうえ6割を得点しなければその時点で足切りとなり、その他の三科目は採点すらしてもらえません。

一次試験突破のためには教職教養の攻略が不可欠ですが、初めて触れる方は、この対策にやや時間を取られるでしょう。

今回はそんな教職教養を例にとり、過去問分析の重要性についてお話しします。

ここで言う「教職教養」は「教科及び教職に関する科目(Ⅰ)」を指しています

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専用テキストはないが、過去問はある

前提として、教員資格認定試験には専用のテキストがありません。

そのためほとんどの方は教員採用試験のテキストや問題集を使っていると思われます。

私自身も、教採対策の教職教養と全科のテキストを一冊ずつ購入しました。

ですが、過去問はNITSのウェブサイトで公開されています。

公開されているものは全て目を通し、解いてください。

出題傾向は過去問から推測できる

一般的な資格試験は、テキスト等に「頻出度」や「過去の出題ジャンル一覧」などが載っています。

しかし認定試験には専用テキストがないので、それを知ることができません。

だからこそ、自力で過去問を分析して出題傾向を把握することが大切です。

私も教職教養と自分の選択教科について数年分の出題傾向を分析しました。

すると、驚くくらい明白な傾向があったのです。

面倒な作業ですが、ぜひやってください。

出題傾向を知っておくべき理由

マークシートに関しては教職教養6割、選択教科トータル6割(一教科でも4割未満ならその時点で不合格)の得点が必要です。

ゆえに満点を目指す必要はなく、確実に6割取れるように8割くらいの理解度を目指します。

そのためには取捨選択が必須なので、傾向を見ながら押さえるべきところと切るところを考えるというのが過去問分析の目的です。

全部覚えるのは無理です。常に「6割取る」ことを意識してください!

分析例

これは私が実際に行った、令和2年度~令和5年度の教職教養20問の分析です。

ざっくり分けたもので、もしかすると分野違いなどもあるかもしれませんので、参考程度に。

R5R4R3R2
教育史(日本)教育史(日本)教育史(日本)教育史(日本)
教育史(日本)教育史(混合)教育史(西洋)教育史(西洋)
教育史(日本)教育史(日本)教育史(西洋)教育史(混合)
教育史(西洋)学校運営協議会教育基本法教育基本法
学校教育法教育基本法学校管理運営学校教育法(体罰)
教育公務員特例法地方公務員法地方公務員法/教育公務員特例法教育公務員特例法
いじめ防対推進法学校教育情報化推進法児童虐待防止法いじめ防対推進法
指導要領(総則)指導要領(総則)指導要領(総則)指導要領(総則)
指導要領(改訂点)指導要領(改訂点)総合(目標/内容)指導要領(総則)
総合総合(目標/内容)道徳(内容)総合(目標)
道徳道徳(目標)特活(目標/内容)道徳(内容)
特活(改訂点)特活(内容)特別支援教育特活(目標)
特別支援教育特別支援教育生徒指導提要特別支援教育
不登校いじめ重大事態いじめ防止不登校
教育相談教育相談心理(学習理論)心理(動機)
心理(発達理論)心理(発達理論)心理(発達理論)心理(記憶)
心理(学習理論)心理(集団)心理(カウンセリング)心理(発達理論)
心理(適応)心理(発達理論)心理(評価)心理(カウンセリング)
心理(評価)心理(評価)教育の情報化プログラミング
新時代の教育答申働き方改革令和の日本型学校教育特別支援教育

「もっと細かく知りたい」「本当かどうか確かめたい」といった場合は、ご自身で過去問を見比べてみてくださいね。

教育史と心理のウェイトがやや高めです。指導要領総則・教育法規・特別支援・いじめ関連も原則一問以上が出題され、総合・道徳・特活からも毎年各一問は問われます。

上記の必出分野の理解度にもよりますが、例えばこの流れであれば情報や学校運営、生徒指導提要は「捨て問」とすることができます。

令和6年度以降の過去問も分析してみましょう。

まとめ:一次試験突破のために、過去問分析は必須

この記事では教養分野についての分析を例に挙げましたが、選択教科でも同様です。

そちらも「この分野から必ず出る」というものがありますので、ご自身の使いたい教科はぜひ数年分を分析してみることをおすすめします。

お読みいただきありがとうございました。

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