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防災

女性と子どものための防災リュック

投稿日:2018-11-01 更新日:

地震のみならず台風や洪水といった自然災害に襲われるリスクは、常に私たちにつきまとっています。災害の発生に伴い警報が発令され、ただちに避難しなければならないとき、すぐに家を出ることはできますか?

残念ながら、私はできません。防災リュックの準備が整っていないためです。
これまでついつい後回しにしてきましたが、今年は自然災害が相次いだことで気持ちを入れ替え、ついに防災リュックを用意する決意をしました。

現在、色々な商品を比較しながら防災グッズを買い集めているところです。
そのなかで必要な内容物について独自に調べ妥当性を考慮しつつ、女性や小さな子どもを持つお母さん向けにまとめました。自分自身や家族を守るためにも、防災リュックを準備しておきましょう。




防災リュックの概要と必要性

防災リュックって何?

防災リュックとは、災害の発生などにより緊急避難する場合に備えて、必要な荷物を詰めておく鞄類のことです。持ち出し袋、非常袋などと呼ばれることもあります。

鞄の形状に決まりはありませんが、安全に避難するためにも、行動の邪魔にならず背負って移動できるリュックサックが推奨されます。

防災リュックは必要?

RC構造のマンションなどにお住まいの場合、避難所ではなく自宅で避難生活を送るかもしれません。しかし警報を受けて一時的に避難したり、建物の損傷により生活できる状況でなくなった場合などは、避難所生活を余儀なくされることも考えられます。そしてもしも木造住宅であれば、その可能性はより高くなるでしょう。

一般住宅で暮らす以上、絶対安全という保障はありません。あって困るものではないので、災害備蓄にくわえて防災リュックを用意しておいたほうが安心できます。

 

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【女性向け】防災リュックの中身

「背負って歩ける量」がセオリーなので、あれこれ詰め込みすぎず必要最低限の量に抑えます。必需品を詰めたうえで、鞄の余裕に応じて追加していきましょう。
また全てをリュックに入れると取り出しにくくなる可能性があります。懐中電灯やラジオはすぐに使えるよう外側ポケットに入れたり、リュックとセットで小型のポシェットやウェストポーチを準備しておくと便利です。

丸腰で逃げるわけにはいきませんが、「何の用意もないけれど今すぐ家から逃げ出そう」というならば、最低限必要なものは懐中電灯、ラジオ、モバイルバッテリー、水、医薬品(持病の薬)、現金といったところだと思います。小さめのバッグに入りきりそうですね。

しかし三日分と考えるとこれでは不足ですし、準備するのはそんな事態に陥らないための防災リュックです。持って逃げたいものは多々ありますが、リュックの容量は無限ではありません。ひとまずのところ、用意しておきたい必需品と、あると役立つ便利品に分類してみました。

必需品

情報通信:ラジオ、モバイルバッテリー
飲食物 :水、食料
衛生用品:マウスウオッシュ、医薬品(持病の薬)、生理用品、簡易トイレ、ウェットティッシュ、ティッシュペーパー、除菌アルコール
その他 :懐中電灯、現金、雨具、タオル、防寒具(冬)

便利品

文具類 :ガムテープ、メモ帳、油性ペン
衛生用品:マスク、ヘアゴム、ウェットシート
その他 :踏み抜き防止インソール、着替え、テレホンカード

それでは、上記の用品を準備すべき理由についてまとめていきます。ただし懐中電灯や雨具など、用途が明らかなものについては割愛します。

 

絶対に用意しておきたい「必需品」

情報通信

ラジオ:電気不要で最新の情報を得ることができます。(電池、イヤホンも別途用意)
モバイルバッテリー:電気の供給がない場合のスマホ充電用に。

飲食物

一般的に、持ち出し袋に入れるべき食糧は三日分と言われています。備蓄用は日持ちのする食品でも構いませんが、持ち出し袋に詰めておく分はアルファ米や保存缶入りクラッカーなど、長期保存できるものがおすすめです。
水は2ℓのペットボトルよりも500ml数本に分けたほうが使い勝手がよく衛生的です。

衛生用品

マウスウォッシュ:水の使用が制限されて歯磨きが困難になることを想定して。
医薬品 :絆創膏や鎮痛薬など簡単な処置ができるもの。持病のある方は常用している薬。
生理用品:今あるストックから必要量を抜き取り一周期分を作っておく。

※下着を替えられないときのために、パンティライナーも用意したい。
※普段コンタクトレンズを使用している方は、予備のメガネを荷物に入れておく。

その他

現金:自販機や公衆電話の利用に必要です。災害時はATMが使えなくなる可能性があるため、ある程度の額の現金を準備しておきます。お札だけでなく小銭を多めに用意しましょう。

 

あると便利な「便利品」

文具類

ガムテープ:記名やメモ代わりにして書き込み、貼り付けることができる。伝言用にも。
メモ帳  :耐水紙がおすすめ。
油性ペン :濡れても消えない油性ペンが便利。

小さなお子さんがいる場合は、油性ペンで名前・電話番号・住所といった情報を腕などに直接書いてしまうとよいそうです。
ある程度の年齢ならば不要ですが、まだうまく喋れない年頃の子どもならば迷子対策になります。目から鱗の発想でした。

衛生用品

ヘアゴム:髪の長い方はあると便利です。
ウェットシート:入浴が制限されるときに使用します。介護用品などで構いません。
マスク :人混みでの風邪や感染症対策に役立つほか、すっぴんで過ごすストレスからも守ってくれます。

その他

踏み抜き防止インソール:手持ちの靴に入れることで、ガラス片や釘などが靴底を貫通するのを防げます。
着替え:着替えがなくても生命の危機にさらされることはありませんが、可能であればせめて下着や靴下は少量用意しておきたいところです。圧縮して1セットだけ持つのもありです。
テレホンカード停電時でも公衆電話は使用可能です。テレホンカードは小銭よりもかさばらないので、一枚持っておくと便利です。

 

【子ども向け】親が用意すべきもの

小さなお子さんがいる場合は、大人の分に加えて子ども用品の準備が必要になります。
以下で乳児と幼児に分類していますが、いずれも母子手帳は必携です。

乳児:基準はマザーズバッグ

乳児の持ち出し袋は、マザーズバッグをベースとします。着替えやおむつは都度補充し、常にバッグを満たしておくとすぐに持ち出せるので安心です。

しかし、一般的なマザーズバッグの中身だけでは三日分には満たないと思います。別途三日分の着替えやおむつ、ベビーフードや使い捨てスプーンをパッキングし、すぐに持ち出せるようなわかりやすいところに置いておきましょう。

幼児:大人に準じて

大人と同じものが食べられる年齢であれば、食料品は大人に準じてください。おむつが外れていなければ常に替えを持ち歩いていると思いますが、トイレトレーニング中で夜だけおむつを着用している場合は忘れずに準備しておきます。

また、子どもは大人よりも汗をかきやすいうえ、食べこぼしや粗相で衣服を汚しやすいので、着替えの用意も必要です。おさがり品などで持て余している服があれば、持ち出し袋用にまわしてもよいでしょう。
そして
容量に余裕がありそうなら、不安を和らげるためのお菓子や絵本などを詰めておくと役立ちます。

なお緊急時は子供を抱きかかえて避難する可能性が高いですが、靴を忘れず持って行きましょう。予備があれば、避難用として防災リュックの中に入れておくと確実です。

 

貴重品の取り扱い

通帳類や印鑑は置き場所を決めておき、非常時にすぐに持ち出せるようにします。汚れを防ぐために、予めジップロックなどに入れて保管しておくとよいです。

保険証や免許証のコピーも併せて用意しておくと、身分証明書として使用できます。

 

まとめ:自分にとっての必需品を考え、上手な取捨選択を

ネットや書籍で防災リュックに入れるべきものについて調べてみると、非常に多くの情報が得られます。しかし用意すべきとされるものはそれぞれの媒体で異なっており、必要なものも一人一人違うため「これが全て」と言い切ることはできません。

この記事でまとめた必要品ならびに便利品についても同様であり、私自身が用意したほうがよいと考えているグッズを挙げています。それでも他者の視点や見解を通じて「あったほうがいいかも」という気づきにつながることもありますので、参考になれば幸いです。

人間一人が持って逃げられる荷物の量は限られています。もしもお子さんを連れて逃げるとなれば、大人の荷物は最低限まで減らさざるを得ません。
自分にとって必要なものと削れるものとを分別し、取捨選択することが大切です。

近年はインターネットの普及により通販なども手軽に利用できるようになっています。まだ特段備えのない方は、ぜひ必要なものを買い揃えて防災リュックを作ってみてください。

 

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参考にした書籍

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