ウィークリージェルは手軽な反面、ちょっとぶつけただけで先端が欠けることがあります。
残念ながら塗ったその日のうちにネイルがペロッと剥がれた、ということも珍しくありません。
UVライトで硬化させるだけなのでリペアは容易ですが、出先でネイルが剥げてしまうとがっかりします。
軽量なのでライトとジェルを持ち歩くことは不可能ではないものの、やはり外で塗り直すのは困難です。
一週間無傷で乗り切るのはほぼ無理ですが、気合いを入れた大事な日、あわよくばデイリーネイルでも数日間くらいは持ちこたえて欲しいものです。
今回はウィークリージェルを剥がれにくくする方法について検討してみます。
ウィークリージェルがはがれる原因
ネイリストの手腕にもよりますが、通常のジェルネイルであれば一ヶ月程度は浮きや欠けがない状態が保たれます。
その一方でウィークリージェルが剥がれてしまうのは、密着度に違いがあるためです。
一般的に、ジェルネイルにはサンディングという前処理があります。
これは爪表面を削ってジェルを密着させるために行われるものです(パラジェルなど、サンディングを行わないタイプのジェルもあります)。
サンディングにより爪が薄くなるというデメリットがありますが、このステップを経ることでジェルネイルは格段に剥がれにくくなります。
ウィークリージェルはサンディングを行わず地爪にジェルを塗布するため、密着度合いが弱く剥がれやすいのです。
ウィークリージェルを剥がれにくくする方法
ウィークリージェルを剥がれにくくする方法として、公式には以下の三点が推奨されています。
①爪の油分を除去する
施術前に石鹸で手を洗い、爪の油分を除去します。
別途Homeiの専用ネイルクレンザーを使用すると更に効果的だそうです。
②ジェルが皮膚や甘皮につかないようにする
爪以外の部分にジェルがつくと、その部分から浮いてはがれやすくなります。
特に利き手側は大変ですが、気をつけて爪のみに塗りましょう。
③爪先端(エッジ)にジェルを塗る
マニキュアでもおなじみの方法ですが、爪先端(エッジ)にもジェルを塗ることで強度が上がり、爪の先が欠けるのを防げます。
・・・・・・・・・・・・・・・
ウィークリージェルをお使いの方ならばこの三点は当然実践されていると思いますが、それでも剥がれはつきものです。
他には薄塗りを重ねる、ライトの照射時間を長くしてしっかり硬化させるなどのアイディアもありますが、個人的にはあまり変化を感じませんでした。
しかし手洗い後さらに爪の油分を除去をしてみると、きれいな状態が従来よりも長続きしました。
使用したのは日頃から使用しているある日用品です。
アルコールで爪の油分を徹底除去
上で触れた通り、爪の油分を除去するのはウィークリージェルユーザーであれば常識です。
しかし、石鹸での手洗いのみで済ませている方も多いのではないでしょうか。
「専用ネイルクレンザーを使えば長持ち」とは聞きますが、1,000円近く出してクレンザーを買うかどうかは迷いどころです。
もし本当に効果があるのであれば購入に踏み切れます。
ネイルクレンザーが効果を発揮する理由と、代用品について検証します。
ネイルクレンザーの成分
Homeiのネイルクレンザーの成分は次の三つです。
・イソプロパノール
・ベンゾルイソプロパノール
・香料
イソプロパノールは、消毒効果を有するアルコールの一種です。
消毒用アルコールといえばエタノールが有名ですが、イソプロパノールにはエタノールよりも強い脱脂作用があります。
つまり爪の油分を徹底除去するためには、手洗い+アルコールでの拭き取りがポイントということがわかりますね。
ネイルクレンザーの代用品
ネイルクレンザーの成分はアルコールです。
したがって、本家よりは脱脂力は劣るものの、手指の除菌用アルコールでも代用が可能といえます。
アルコールにも色々な商品がありますが、↓のようなもので大丈夫です。
イソプロパノールは強力に脱脂する反面、皮膚に過度に付着すると手荒れを起こす可能性があります。
自宅に除菌用エタノールがある場合、まずはそちらをコットンに含ませて爪を拭ってみましょう。
手洗い⇒即ネイルのときよりも長持ちすれば大成功です。アルコールが油分除去に有用だと納得できれば、満を持して専用クレンザーの購入に踏み切ることができます。
手指消毒用アルコールの効果
手洗い後、普段使っている手指消毒用アルコールスプレーをコットンに含ませ、爪の表面を拭いてからウィークリージェルを使用しました。
写真は塗ってから五日目の爪です。根元が少々、爪の先がやや浮いています。
五日目にして、浮いていた人差し指先端を引っ掛けたため欠けてしまいました。
私自身は子持ち主婦なので、家事や育児でガンガン水を使います。
それを考慮しても、ここまで持ったのは初めてです。
アルコールで爪を拭いただけで、かなり密着したもようです。
石鹸手洗いだけのときと比べ、明らかな効果が感じられます。
ただしオフするときもいつものようにペロっと剥がれず、少々爪表面を持っていかれていました。
アルコールを使用した場合は、オフする際にリムーバーを使った方がよさそうです。
また、ペロッと剥がしたい方にはアルコールはおすすめできません。オフにやや手こずります。
まとめ:消毒用エタノールでも、爪の油分はそこそこ除去できる
ウィークリージェルを長持ちさせるためには油分の除去がミソですが、基本の石鹸手洗い+アルコール拭き取りでもそこそこの効果が期待できます。
専用クレンザーならばエタノール以上に脱脂作用が強いため、ウィークリージェルの密着度をより高めてくれるでしょう。
手荒れが気になる方、そこまで本格的にネイルしたいわけではないけれどできれば長持ちさせたい方などは、ご自宅に手指消毒用エタノールがあれば試してみる価値はあると思います。
対してウィークリージェルで本格的にネイルアートを楽しみたい場合は、やはりHomeiネイルクレンザーの使用がおすすめです。
関連記事:HOMEIウィークリージェルがきれいにはがせない!爪に優しい落とし方は?